ウラシマ・エフェクト

竜宮城から帰って驚いたこと。雑感、雑想、雑記。日欧ブログ……?

軍事

チェコ軍の次期装輪式自走砲〈CAESAR〉

ことし令和2年度の富士総合火力演習は、疫禍の時世から招待客なしでとり行われ、かわりに5月23日、YouTubeでライヴ映像配信が実施された。そこには昨年につづいて、最新鋭〈19式装輪自走155mmりゅう弾砲〉の姿があった。国土の道路網の整備がすすんだ結果、…

20式小銃と宇宙作戦隊

photo by Kelan Chad まず、日本語を学習する際の、あるいは教育する際の話である。「2」と「5」という数については、ほんらい「ニ」および「ゴ」ではあるものの、電話番号などを言う場合などは慣例的にそれぞれ「ニー」「ゴー」と発音されることが多い──と…

陸自の新拳銃

photo by Timo Volz 先だって発表された陸上自衛隊の新拳銃の選定について、ニュースに接しての雑感、あるいは備忘録も兼ねたまとめである。 第一線で使用される89式小銃も、採用からすでに30年以上が経過したことになるが、「9mm拳銃」ことSIGザウアー・P22…

チェコ軍の次期汎用・攻撃ヘリコプター「システムH-1」とは

Twitterより チェコ共和国のルボミール・メトナル国防相は12月12日、米国防総省にて、ヘリコプターの購入契約に署名した。ヘリコプター12機に加えて、兵装システム、弾薬、人員のトレーニングが含まれる。チェコの公共放送の報道によると、146億コルナ(約69…

プラッツェン高地の歩き方

アウステルリッツ三帝会戦──とは、とくべつに歴史に興味がなくとも、トルストイの『戦争と平和』や世界史の教科書によって知るひとも多いはず。この名称はしかし、ナポレオンがプロパガンダのためにひろめたものにすぎない。実際の戦場は、現在のチェコ語の…

ボヘミヤの伍長?

ボヘミアの伍長──というのは、ときのドイツ国大統領パウル・フォン・ヒンデンブルクが、アードルフ・ヒトラーをさしていった表現だという。人口に膾炙した謂いである。──しかし、ヒトラーは伍長でもなければ、ボヘミア生まれでもなかった。 こういった場合、…

陸自戦車、ついに中東へ

陸上自衛隊の61式戦車が、ヨルダンに無償貸与されることになった。といっても、かの地の博物館に鄭重に展示される資料として。日本で野ざらしのままにされてしまう運命とあらば、渡りに船であろう。かつて湾岸戦争やイラク戦争で、米国からの参戦圧力が話題…

"ブレグホウク"?──チェコ軍次期汎用ヘリ機種選定の行方

photo by urashima-e 2019年末までに、Mi-24/35の後継として12機の双発汎用ヘリを取得する旨、チェコ共和国の国防省が発表した──とニュースにあったのは、数か月まえのことだった。 ところが、発表は曖昧すぎた。このMi-24、あるいはその後期輸出型のMi-35は…

パンドゥーアII

「武器輸出禁止三原則」が見直され、2014年に「防衛装備移転三原則」があらたに閣議決定されてから、日本でも兵器の輸出が構想されるようになった。しかし、部品を除くと、日本の防衛産業に成功らしい成功はいまだにない。 川崎重工が、C-2輸送機をオセアニ…

アエロ社、創業100周年

きょう、2019年2月25日、創業100周年を迎えた航空機メーカーがある。 アエロ・ヴォドホディ社がそれで、現行の名称を、AERO Vodochody AEROSPACE a.s.と称する。1919年2月25日、チェコスロヴァキアで設立された。プラハ近郊、人口6000人ほどの町、オドレナ・…