ウラシマ・エフェクト

竜宮から帰って驚いたこと。雑感、雑想、雑記。

Entries from 2019-07-01 to 1 month

津久井やまゆり事件から3年

「百合の花」というと仲夏の季語で、日本原産の「ヤマユリ」にかぎっても、夏に花をつける品種がおおい。6月30日生まれの誕生花でもあるそうだ。つとに19世紀、ウィーンの万博で紹介されたこともあって、もともとリリーの人気がある欧州に、球根がさかんに輸…

コクヨの独善とぺんてるの憤慨

ヴィエトナムで自動二輪車全般が「ホンダ」と呼ばれることは、よく知られている。ほかのメイカーをさしおいて、ホンダの製品がひろく親しまれてきた証左といえる。 チェコ語の口語表現には、"pentelka(ペンテルカ)"という語があって、ぺんてるの製品ないし…

あわやテネリフェ。危ないアシアナ。

2019年7月21日、那覇空港で、日本トランスオーシャン航空(JTA)の旅客機が着陸降下中、アシアナ航空の出発機が滑走路に進入する事案があった(OZ171便、エアバスA321型機)。 JTAのボーイング737は、滑走路の手前わずか3.7キロ付近で着陸復航したという。あ…

だめだコリャ。

チェコ語で「ズムルズレー・ラメノzmrzlé rameno」。ドイツ語では、英語からの借用で「フロウズン・ショールダーFrozen Shoulder」という。つまり、ヨーロッパ諸語ではたいてい「凍った肩」という謂いをするようだが、要は、日本語でいう五十肩、あるいは四…

よんどころなき事情にうってつけの日

夏至は過ぎたとはいえ、日はながい。 アルプス以北のヨーロッパは、じつに北海道の北端より緯度が高く、廃止予定のサマータイムもことしはまだ健在だから、夜9時を過ぎてもなお明るい。──そこで10時まで開いているはずの、フィットネス・ジムに向かったわけ…

ランペドゥーザの女船長

このところ欧州では、カローラ・ラケーテ船長の話がおおきく報道されている。 30そこそこのドレッドヘアの女性は、「Sea-Watch 3」なる、全長数十メートルという巡視艇のような船舶の女船長(カピテーニン)で、地中海に漂流していた40名ほどの難民を救って…

プライムデーにつきKindle本最大70%OFF(2019年7月16日まで)

amzn.to 読書の際、Kindleで読むことが多くなった。 Kindle Paperwhiteという機種の旧い型を使っている。動作の緩慢さや容量に不満を覚えるようになってきたが、いまでも重宝している。 一般的な文芸書や図版の少ない実用書などを読むときに、もっとも適して…