ブルーノ・ガンツ、逝去。ちきしょーめー
ブルーノ・ガンツ氏が亡くなった。享年77。大腸癌であった。
数々の名作に出演してきたが、ブルーノ・ガンツといえば、ヴィム・ヴェンダース監督の『ベルリン・天使の詩』(Der Himmel über Berlin, 1987)で、自身の存在を世に知らしめた。
近年はアルムおんじを演じた、『ハイジ・アルプスの物語』(Heidi, 2015)が話題になった。ドイツ文学という文脈でいえば、スイスが誇る国民的作品で、たびたび映像化されてもいるが、ガンツは、チューリヒ出身のリアルな「おんじ」であった。が──
しかし、なんといっても、印象深い作品といえば、『ヒトラー 〜最期の12日間〜』(Der Untergang, 2004) である。当時は、「ヒトラーを人間的に描きすぎている」という批判もあったが、それも、ガンツの演技力の賜物であった。
その熱演は、のちのYouTubeの興隆で、インターネット・ミームともなった。
ちきしょーめー!!!
参考)